循環器内科は、大きく心臓血管系の疾患の診断と治療を専門として行います。
具体的な症状では、胸痛、動悸、呼吸困難、浮腫、歩行時の下肢の疼痛やしびれ等が挙げられ、疾患でいうと
①心臓を栄養する冠動脈に関する心筋梗塞、狭心症
②心臓の筋肉に関する心筋症や心筋炎
③心臓の弁に関する心臓弁膜症
④大動脈や末梢動脈、静脈に関する閉塞性動脈硬化症や解離性大動脈瘤、大動脈炎、肺塞栓、深部静脈血栓症
⑤心拍の異常である不整脈
⑥生活習慣病の一部である高血圧や脂質異常症
そして①-⑥のいずれもが原因となり、心臓機能の低下の結果である心不全など、急性期の疾患も慢性期の疾患も含みます。
これらの幅広い疾患に対して我々は365日24時間体制で循環器救急に対応しております。
また予防医療として慢性的な生活習慣病の改善、加療を通じて動脈硬化性疾患の予防、運動療法や心臓リハビリテーションによる心不全予防も併せて行っています。
我々、福岡大学筑紫病院循環器科は心臓カテーテル検査・治療、不整脈治療、ペースメーカー手術、心不全治療や心臓リハビリをはじめとして、各々が専門領域を持ちながらチームとして機能し、幅広い循環器領域の疾患に対する医療を実践する事で、地域の方々のニーズに最大限応えられる様に努めてまいります。