〇急性期循環器疾患、特に急性心筋梗塞や不安定狭心症に関して、いつでも緊急カテーテル治療が可能な様に365日オンコール体制で対応しています。
〇今まで不可能であった高度石灰化病変を伴う狭心症に対してのカテーテル治療も2020年度よりロータブレーター™そして、2024年度よりSHOCK WAVE™の導入により治療が可能となりました。
〇下肢の動脈など末梢血管疾患に対するカテーテル治療(EVT)を行っています。歩くと足が痛くなったり、重たくなったりする症状(間欠性跛行)は、下肢動脈の狭窄、閉塞が原因である事もあり、その場合は症状緩和のためにEVTによる治療が有効です。
〇外来にて虚血性心疾患のスクリーニングを行い、心筋虚血、冠動脈の状態や狭窄度、治療の必要性の有無等を評価します。
〇12誘導心電図検査や24時間ホルター心電図検査、イベントレコーダーの結果をもとに、抗不整脈薬を含めた内服調整を行います。原因不明の失神等に対しては植込型心電図記録計(ループレコーダー)の植え込みも行います。
〇洞不全症候群や房室ブロック等のめまいやふらつき、失神の原因となるような徐脈性不整脈に対して永久ペースメーカー植え込み術を行います。
〇2023年8月よりリードレスペースメーカー(Micra™)の植え込みが可能になりました(図1)。
〇発作性上室頻拍や心房粗動に対するカテーテルアブレーション治療に加え、2023年6月から心房細動、難治性心室期外収縮に関してもカテーテルアブレーション治療を開始しました。
〇致死性不整脈に対する植え込み型除細動器(ICD/S-ICD)や重症心不全に対する両心室ペーシング治療(CRT)が必要な患者様に対しては、手術が可能である福岡大学病院を含めた近隣の医療機関と連携して円滑な治療を行えるようにしています。ICD/S-ICD、CRT植え込み後は当院外来での定期チェックや設定調整も可能です。
〇心不全に至った原因に応じて適切な方針を立て、加療を行います。
〇心不全加療に関して入院中はもちろん、退院後も外来にて心不全の再発、再入院予防としての心臓リハビリテーションを行う事が可能です。
〇多職種及び施設間の連携をより積極的に行い、地域全体での心不全の再増悪、再入院予防を目指します。
当院では現在、心臓血管外科は有していませんが、手術が必要な場合は病院連携を通じ、福岡大学病院 心臓血管外科 他を紹介させて頂いております。
●日本循環器学会循環器専門医研修施設
●日本心血管インターベンション治療学会研修施設
●日本内科学会認定教育施設
●日本超音波医学会認定超音波専門医制度研修施設
●日本高血圧学会高血圧専門医制度認定研修施設
●心電図
●運動負荷心電図
●ループレコーダー
●イベントレコーダー
●24時間ホルター心電図
●心エコー検査(経胸壁・経食道)
●血圧脈波検査
●心臓核医学検査(心筋シンチグラム)
●心臓CT
●心臓MRI
●心臓カテーテル検査・治療
●心臓電気生理学検査